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書籍等のご案内
このページでは会員の関係する本などの出版物を紹介しています。
編集部では、可能な限り探しましたが、全てを網羅しているわけではありません。
お気づきの本があればどうぞご連絡ください。
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このページに載っている本のリスト
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レクイエム レクイエム(群像社ライブラリー37)
著:アンナ・アフマートヴァ 訳:木下晴世
群像社 平成29年09月刊行
 
孤独と絶望の中でささやく女の声が詩となって私たちに届く。
 
詳細は群像社ホームページをご覧ください。
ガイドのためのガイドブック 関東編:富士山、箱根、鎌倉、横浜、日光 ガイドのためのガイドブック 関東編:富士山、箱根、鎌倉、横浜、日光
著, 編集:ロシア語通訳協会
アーバンプロ 平成29年01月刊行
 
ロシア語版のほかに日本語版もあります。
 
詳細はロシア語通訳協会ホームページをご覧ください。
ガガ版 南京虫 ガガ版 南京虫
原作:マヤコフスキイ 絵: ゲオルギイ・コヴェンチューク(ガガ) 訳者:片山ふえ
群像社 平成28年10月刊行
 
革命で世の中が一変して急に景気がよくなった若者が追い求めた幸せはすぐ燃え尽きた。
そして氷の中に閉じ込められて50年。
過去の悪習が染みついた男を復活させてみたが、そいつから出る毒に世の中は大迷惑。
 
マヤコフスキイ生誕80周年を記念して刊行され ロシアはじめヨーロッパ諸国での上演にも大きな影響を与えた。 ロシア・アヴァンギャルドの香りにあふれたガガの絵による『南京虫』を凝縮した日本語版。
【特別寄稿】「南京虫」に寄せて 島田雅彦
(群像社ホームページから)
 
なお、詳細は群像社ホームページをご覧ください。
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内容類型学の原理 内容類型学の原理
著者: G. A. クリモフ  訳者:石田修一
三省堂 平成28年9月10日刊行
 
『新しい言語類型学 活格構造言語とは何か』(1999年)に続く、クリモフの翻訳書。近年、日本語研究の分野でも注目される「内容類型学」の全容を捉え、その問題群全体を通観する。
 
なお、詳細は三省堂ホームページをご覧ください。
8号室〜コムナルカ住民図鑑 8号室〜コムナルカ住民図鑑
著者: ゲオルギイ・コヴェンチューク(ガガ) 訳者:片山ふえ
群像社 平成28年3月刊行
 
訳者も予想しなかった好評を得ており、毎日新聞の書評欄では、 詩人の荒川洋治さんが「熱いことばも語りもないけれど、この一冊に深い魅力を感じた。これからの書物の風景は、このような本のなかにあるように思う。」とほめています。
荒川氏の書評の全文は毎日新聞今週の本棚平成28年4月10日版をご覧ください。
 
なお、内容は群像社ホームページをご覧ください。
科学の参謀本部 ― ロシア/ソ連邦科学アカデミーに関する国際共同研究 科学の参謀本部 ― ロシア/ソ連邦科学アカデミーに関する国際共同研究
編著者: 市川 浩
北海道大学出版会 平成28年3月刊行
 
国家と科学の関係性は,ロシア・ソヴィエト史に特殊なものとして冷視されるべきではない。 日本では未だ本格的に紹介されていない主にロシアの研究者の論文を数多く所収しており,ソ連邦解体後の科学史研究の展開を知るためにも重要な研究書である。 研究の最前線で活躍するロシア・アメリカ・カナダの研究者11人と日本の研究者6人による,科学史やロシア・ソ連史研究者必読の研究書である。(北海道大学出版ホームページから)
 
なお、内容は北海道大学出版会ホームページをご覧ください。
チェーホフ短篇小説講義 チェーホフ短篇小説講義
著者:郡伸哉
彩流社 平成28年2月刊行
 
「文学作品を読む」とはこういうこと!
チェーホフの短編「学生」を題材に文学作品を読み込むコツを伝授。
文学に決まった読み方はなく、自由に楽しめばいい。
けれど、同じく読書をしていても、コツさえつかめば作品をもっともっと楽しめるようになります。
たった3700 字程度の短編から、作品の背景となる文化や時代などのコンテクスト、象徴として描き込まれたシンボル/アイコン、作家の特徴などなどを読み取る「文学講義」。
 
なお、詳細は彩流社ホームページをご覧ください。
紅葉する老年――旅人木喰から家出人トルストイまで 紅葉する老年――旅人木喰から家出人トルストイまで
著者:武藤洋二
みすず書房 平成27年9月刊行
 
武藤先生が新著『紅葉する老年――旅人木喰から家出人トルストイまで』を出されました。
1997年に卒業した萱原健一さんから熱い思いのこもった紹介文を戴いたので会員の作品展示室に掲載しました。
萱原さんは、卒業後も武藤先生と交流を続けられており、本書の出版にも関わっています。
 
なお、目次内容はみすず書房の書誌情報ページでご覧になることができます。
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スタニスラフスキーとヨーガ スタニスラフスキーとヨーガ
訳者:堀江新二(著者:セルゲイ・チェルカッスキー)
未來社 平成27年8月刊行
 
いま、あきらかになる《システム》の原理
ソ連時代はタブーとされ、公表されなかったスタニスラフスキーとインド哲学・心身操法ヨーガとの関連を明らかにし、 演技理論《スタニスラフスキー・システム》の「心身一体のバランスのとれた演技論」を再認識する、演劇人必読の書。(未來社HPより)
 
なお、目次内容は未來社の書誌情報ページをご覧ください。
人形絵本 まんまるパン 人形絵本 まんまるパン ロシア民話
訳者:片山ふえ
群像社 平成27年5月刊行
 
人形:Yoko-Bon 、装置:itoha 、撮影:片山通夫、企画編集:狩野香苗
人形を作られたYoko-Bonさんのブログ(2015年月5月7日)に記事があります。
 
なお、書籍の詳細は群像社のホームページをご覧ください。
密かな愛の贈り物「初恋」 密かな愛の贈り物「初恋」
著者:角伸明
群像社 平成27年5月刊行
 
密かな愛の贈り物『初恋』:ツルゲーネフの『初恋』の秘められたストーリーが語る真実 |
ロシアNOW電子版(2015年月6月14日)に京都大学の中村唯史教授の書評が掲載されています。
 
なお、書籍の詳細は群像社のホームページをご覧ください。
女たちの満洲―多民族空間を生きて
編・著:生田美智子;著者:藤原克美、外
大阪大学出版会 平成27年4月刊行(2,100円+税)
 
生田美智子氏、藤原克美氏ほか11名の著者による本書の詳細は
大阪大学出版会ホームページをご覧ください。
 
(映画好きの管理人は、2005年に観た満洲映画『私の鶯』についての章に興味を持ちました)
『小林秀雄とその戦争の時: 『ドストエフスキイの文学』の空白』
山城むつみ:著
新潮社 平成26年7月31日刊行(2,300円+税)
 
何もかも正しかった事が、どうしてこんなに悩ましく苦しい事なのだろうか――。
従軍記者を志願してまで、あの「戦争の時」に深々と食い入り、
『悪霊』の作者の「時代」への苦悶に強く感応した小林秀雄。
文学の徒として書くことの「実存」に肉薄する長編論考。
山城むつみ氏ホームページより)
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日露交流都市物語 日露交流都市物語
沢田和彦:著
成文社 平成26年3月刊行
 
江戸時代から昭和時代前半までの日露交流史上の事象と人物を取り上げ、関係する都市別に紹介。国内外の基本文献はもとより、日本正教会機関誌の記事、 外事警察の記録、各地の郷土資料、ロシア語雑誌の記事、全国・地方紙の記事を利用し、多くの新事実を発掘していく。(成文社HP)
詳細は成文社ホームページをご覧ください。
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ほとけへの憧憬 ほとけへの憧憬 絹地に奏でるミクロコスモス
あだち幸:著(夫:足立勝)
日貿出版社 平成25年10月刊行 104ページ(フルカラー)
 
20工程以上もある友禅染。その技法を取り入れた「友禅画」というジャンルを確立。人間として未完の悩みを、ほとけを描くことで乗り越えてきた著者。
本書は人間とは何かという根源の問いに、絵を描くことで答え続けてきた。嫉妬や憎悪などを乗り越えてほとけへの道を垣間見る作品50点とエッセイ。
仏画とは又違った趣のあるデザイン的な要素を持つほとけ達です。宗教や文化を越えた普遍的な問いに迫る壮大なスケールの作品世界をどうぞご堪能ください。(日貿出版社)
 
カラー図版50点収録
目次
第一章 私の宇宙(羅刹女伝、祈りのサロメ、菩薩慟哭他)
第二章 光、あまねく(ほとけー無限にうつくしきもの、光曼荼羅、天照らす、月修寺、あるがまま、障壁画制作))
第三章 鎮魂と再生(コクーン、壬生寺障壁画、唐招提寺)
ガガです、ガカの ガガです、ガカの ロシア未来派の裔ゲオルギィ・コヴェンチューク
片山ふえ:著
未知谷 平成25年10月刊行
 
文豪ドストエフスキイの曾孫・フョードル氏の紹介で出会った片山さんと画家のガガさん。
ガガさんはロシア未来派の末裔とはいえ「社会主義リアリズム」と相いれない画家として抹殺されかけたことも一度や二度ではない。 それでもたくましく生きていくガガさんの80年がとても面白く書かれています。本書に挿入されている数々のガガさんの絵と共に楽しく読めました。
2年前に刊行された『俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集』の日本語翻訳版にもガガさんの挿絵が載っています。
 
目次は本書の出版社未知谷のホームページをご覧ください。
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村上春樹で世界を読む
重里徹也(1982年卒):他著
祥伝社 平成25年9月刊行
 
重里さんは2013年10月23日(水)八重洲ブックセンター本店8Fにて、本書の共著者である三輪太郎氏とトークショー(「村上春樹と佐伯泰英」)をされました。
 
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今週の本棚
「おおばこ」 「ロザリオ」 「おおばこ」「ロザリオ」
木下晴世:訳(1971年卒)(著者 アンナ・アフマートヴァ)
ブックワークス響 平成25年9月刊行
 
アフマートヴァの詩集「おおばこ」(1921年出版)と「ロザリオ」(1922年出版、第8集)を木下晴世さんが全訳された日本語訳詩集です。
 
管理人の下手な感想よりも下記をご覧ください。
翻訳詩集を出版されたブックワークス響のページ。 詳しいお話やお問い合わせ先とともに、原書の写真も掲載されています。
また京都一乗寺・恵文社のブログもご覧ください。
日ソのそれぞれのページには目次が付いています:「おおばこ」「ロザリオ」  
アフマートヴァについては本ページで紹介した、やはり木下さんが訳された『アフマートヴァの想い出』があります。
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令嬢たちの知的生活 18世紀ロシアの出版と読書 令嬢たちの知的生活 18世紀ロシアの出版と読書
中神美砂:著
東洋書店 平成25年5月刊行
 
ユーラシア・ブックレットNo.184
マスカラード 仮面舞踏会 マスカラード 仮面舞踏会
訳者 安井祥祐(1958年卒)(著者 ミハイル・ユーリエヴィチ・レールモントフ)
平成25年4月刊行 明窓出版刊
 
ロシアの巨星、レールモントフの代表戯曲。
1974年発刊の翻訳本は絶版となっていたが、満を持しての新翻訳での発刊。
十九世紀ロシアの華やかな上流社交界を舞台に展開される愛憎劇、そして迎える、息を呑む意外な結末。
名作組曲「仮面舞踏会」(ハチャトリアン)の原作。
現代ロシア経済論 ロシア近代化の政治経済学
溝端 佐登史 編著
文理閣 平成25年4月刊行
 
ソ連崩壊後の長い低迷期を脱し、急速な経済成長を遂げたロシアは世界不況を経てどこへ向かうのか。 社会・政治・経済状況を多角的・重層的にとらえ、(I)エネルギー産業、(II)環境問題、(III)近代化政策という三本柱を軸に、 ロシア社会の現状と今後について考察する。 (文理閣ホームページより)
連続する本質 連続する本質
山城むつみ:著
 平成25年3月刊行 幻戯書房
 
中野重治、小林秀雄、ドストエフスキーらの言葉を手がかりに、今日的事象の背後から我々を歴史的に拘束する「問題」を読み解く。 代表作『ドストエフスキー』に並走する野心的時評集。書き下ろし「補論切断のための諸断片」収録。 (「BOOK」データベースより)
5月には電子書籍版も出た。
暮らしの中のロシア・イコン 暮らしの中のロシア・イコン
宮崎 衣澄 共著
平成24年10月刊行 東洋書店ユーラシアブックレット
 
イコンはお守り?ロシア正教の聖像画(イコン)をめぐる等身大の信仰の世界を描く。日常の視点からイコンを見る新しい試み。
(東洋書店ホームページより)
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古典として読む『イワンの馬鹿』 古典として読む『イワンの馬鹿』
法橋和彦著
平成24年9月刊行 未知谷 
 
『イワンの馬鹿』のすべてがわかる!!
トルストイがシンプルな民話に託した全ての国、全ての時代の、全人類へ向けたメッセージ。 全文の新訳と充実の訳注、『イワンの馬鹿』を読むために必要な全てが盛り込まれた世界でも稀な本格的解説に加え、 トルストイの悪魔を文献学的に読み解く資料と非戦論も――
(未知谷のホームページより)
ロシア語音声概説 ロシア語音声概説
対照音声学に基づくロシア語音声の実用的解説 CD1枚付
神山孝夫著
平成24年6月刊行 研究
 
ロシア語の音声的側面全般についての実用的な概説書兼教本。あわせてロシア語の出自、文字の由来、形態論の基礎とアクセントのパターン、 音声学ならびに関連する解剖学の基礎、さらには日本語、英語の音声との主な類似点と相違点なども把握できるよう配慮した。
(研究社のホームページより)
満洲の中のロシア―境界の流動性と人的ネットワーク 満洲の中のロシア―境界の流動性と人的ネットワーク
生田美智子 編
平成24年4月刊行 成文社刊
 
かつて存在した満洲は、白系ロシアとソヴェトロシアが拮抗して共存するという世界でも類を見ない空間であった。 本書は、その空間における境界の流動性や人的ネットワークに着目し、操作の客体としてではなく、 生き残りをかけた主体としてのダイナミズムを持つものとして、様々な角度から照射してゆく。
着衣する身体と女性の周縁化 着衣する身体と女性の周縁化
武田佐知子 編:生田 美智子・藤原 克美 ほか共著
平成24年4月刊行 思文閣出版刊
 
着衣という共通の素材を通して、さまざまな社会におけるジェンダーのあり方を考察。グローバルな視点から、衣服と身体の表象について解き明かす論文集。 取り上げる素材は、「民族衣装」「魔女」「リカちゃん人形」「マイケル・ジャクソン」等、多岐にわたる一書。
(思文閣出版ホームページより)
俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集 俺の職歴 ゾーシチェンコ作品集
ロシア文学翻訳グループ・クーチカ
平成24年3月刊行 群像社刊
 
 革命で激変したロシア社会―ひしめき合って暮らす労働者や都会に流れ込んできた地方出身者は 、背伸びして、つっぱって、ちょっと無理して生きていた。
やることなすこと滑稽で、ばかばかしいけど、どこかペーソス漂う、どこにでもいそうなオジサンたちや、奥様気取りのオバサンたち。そんなロシア庶民の日常を独特の語り口で切り取って見せてくれるゾーシチェンコ。
ゾーシチェンコを愛してやまないロシアの画家のイラス トをふんだんに使って、翻訳 困難と言われたユーモアの世界を日本ではじめて単行本化!
 
 このゾーシチェンコの作品の翻訳にいどんだのが、「ロシア文学翻訳グループ・クーチカ」です。1994年から活動しているこの会は、月に一度研究会を開いて、 ロシアの短編を題材に、いかに読みやすい日本語に訳すか、どうすれば原文のニュアンスを生かせるか…などを話合い、翻訳技術を磨いてきました。
メンバーのうち14名のうち、外大卒業生は、片山ふえ、須佐多恵、山下みどり、吉川智代です。
(昭和63年:須佐多恵)
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ロシア語 ロシア語(世界の言語シリーズ5)[CD付]
著者 上原順一
平成24年4月刊行 大阪大学出版会
 
(大阪大学世界言語研究センター 世界の言語シリーズ)
「本書の特徴はふたつあります。ひとつめは品詞ごとの解説と「時の表現」、ふたつめは手元に辞書をおいて学習するようになっていること。 さらに単語の変化が詳しくわかります。じっくりロシア語を学びたい人に。」 (「BOOK」データベースより)
高田屋嘉兵衛―只天下のためを存おり候 高田屋嘉兵衛―只天下のためを存おり候
生田美智子 著
平成24年3月刊行 ミネルヴァ書房刊
 
淡路島に生まれ、二二歳で故郷を出奔し、たちまち立身出世を成し遂げた高田屋嘉兵衛。 商人として、また日露交渉の立役者として活躍したその生涯とはいかなるものだったのか。 日露それぞれの史料を駆使し、その先見性、巧みな交渉手腕が培われた過程を解き明かす。
ロシアの人口問題−人が減り続ける社会 ロシアの人口問題−人が減り続ける社会
(ユーラシアブックレット)
雲和弘 著
平成23年10月刊行 東洋書店刊
 
世界に例を見ない動きを見せるロシアの人口。その特殊性を実証的に論じロシア社会の今後を見通す。(「BOOK」データベースより)
東京物語 東京物語(ロシア語版)
発行:ロシア語通訳協会
平成23年12月刊行
A5判 392ページ  (グラビア32頁、モノクロ写真約140枚)
 
東京人が見た東京に因んだ物語をロシア語通訳者やガイドがさまざまな切り口で描きます。 普段は気づかずに通り過ぎてしまうこの街の一角が、歴史や文化の視点から見ると、新たにみずみずしく活きかえってきます。 執筆者と翻訳者とが密にコミュニケーションを取りながら完成した本書はこうした感覚の機微が自然なロシア語で表現されています。 カラーグラビアや写真も充実していて、眺めていると思わずそこに足を運んでみたくなります。 旅行用のガイドブックでは飽き足らないロシアの方だけでなく、ロシア語学習者にも必ずお役に立つものと思います。(ナウカ・ジャパンにおいてあったチラシから)
写真掲載がない日本語版もあります。
アフマートヴァの想い出 アフマートヴァの想い出
アナトーリイ・ナイマン著、木下晴世訳(1971年卒)
平成23年6月刊行 群像社刊
 
20世紀はじめのロシアに新しい時代を代表する詩人として登場しながら、革命後は夫や息子が恐怖政治の犠牲になり、マンデリシュタームはじめ仲間の詩人も獄で失い、 みずからも退廃的恋愛詩人として批判されて文学界を追われたアフマートヴア(1889-1966)
世界的にはノーベル賞候補になるほどの高い評価を受けたが国内では定まった住所をもたず、友人たちの家を点々としながら死を迎えるまで 民衆の苦難の運命をつづる長詩を書き続けた詩人の知られざる肉声と独特の人物評や文学論を、プロツキイとともにアフマートヴアに才能を見出された現代詩人が回想する。
■本書で語られる主な人物
ブロツキイ、マンデリシュターム、マンデリシュターム未亡人ナデージダ、ブルガーコフ未亡人エレーナ、ブローク、パステルナーク、ツヴェターエヴァ、マヤコフスキイ、スターリン、 プーシキン、チェーホフ、ドストエフスキイ、トルストイ、ダンテ、シェークスピア、アイザイア・バーリン、モディリアニ(裏表紙から)
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現代ロシア経済論 現代ロシア経済論
溝端 佐登史ほか共著
ミネルヴァ書房 平成23年5月刊行
 
ロシア経済は、ソ連解体後の混乱を乗り越え、2000年以降の世界的な資源価格の高騰を背景に、天然資源の供給基地、1億4000万人のマーケットとして注目を集めるようになり、 BRICsの一角として21世紀の世界経済を支えていくことが期待されている。 本書は経済概要だけでなく、市場移行で起きた諸問題、社会問題、中央アジアや中東欧諸国との関係を分析することで、ロシアの今後の成長可能性を多面的に考察している。 (「BOOK」データベースより)
ロシア・拡大EU (世界政治叢書) ロシア・拡大EU (世界政治叢書)
溝端 佐登史ほか共著
ミネルヴァ書房 平成23年4月刊行
 
冷戦後の欧州危険地域を解明。グローバル化、EU拡大、経済危機下におけるロシアと中東欧の政治動向を克明に分析する。 (「BOOK」データベースより)
金髪神話の研究-男はなぜブロンドに憧れるのか 金髪神話の研究-男はなぜブロンドに憧れるのか
著者:ヨコタ村上孝之
平凡社(平凡社新書) 平成23年2月刊行
 
「紳士は金髪がお好き」というように、世の中の男性は総じて金髪女性を好むということになっているらしい。 そんなブロンドに対する憧れの眼差しはどのようにして生まれたのだろうか。古今東西の金髪女性への文化的態度を分析、つくられた欲望としての「神話」を考察する。 (「BOOK」データベースより)
天職の運命 天職の運命
著者:武藤洋二
みすず書房 平成23年2月刊行
 
『天職の運命』を読む前と読んだ後とでは、世界が変わって見える。そこには、天災にひとしいほどの圧力で人間を押し潰そうとする権力が登場し、そこで生きた人たちの生きざまが描かれている。  生き方は十人十色だ。権力に進んで烏合した人、加害者にも被害者にもならぬよう知力をつくした人、時代の制約から超越して生きた人。 人間の生き方を紋切り型に区分するのではなく、その人の置かれた時代状況や個々人の事情を丹念に調査し、正確に記述していく。巻末の索引には286人の人名が並ぶ。無駄な登場人物はひとりもいない。
(1997年卒の萱原健一さんの熱い紹介文から。全文はこちらをご覧ください。
 
なお、目次内容はみすず書房の書誌情報ページをご覧ください。
美しき「絆」のビジネス―仕事で幸せになる秘訣
著者:生駒 尚美
繊研新聞社  平成22年12月刊行
 
詳細はAMAZONのページ をご覧ください。
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ドストエフスキー ドストエフスキー
著者:山城むつみ
講談社  平成22年11月刊行
(講談社学芸文庫 平成27年12月)
 
ドストエフスキー論の新たな金字塔! ドストエフスキー世界の主人公たちの不同意が生み出す異和(ラズノグラーシエ)を切り口に、衝撃の文学の源泉に迫る! ドストエフスキー論の新たな金字塔!
文学史上最大の衝撃、ドストエフスキーとは何なのか?気鋭の批評家が切りひらくドストエフスキー論の新たな地平。 (「BOOK」データベースより)
2011年毎日出版文化賞(文学・芸術部門 )受賞
オリガと巨匠たち―私のウクライナ紀行 オリガと巨匠たち―私のウクライナ紀行
著者:片山ふえ(昭和50)
未知谷 平成22年9月刊行
 
キエフの画家オリガ・ペトローワに誘われたウクライナ西部への旅で、 著者はウクライナという国の複雑な歴史を知り、 そこで魂の自由と独自の文化のために苦闘してきた多くの人々の生き様に触れる。
そして、旅の最後に待ちうけていたのは、「美術史最大の謎のひとつ」――。
来年あたり世界の美術愛好家の間で大きな話題となるであろう 「謎の大天才ピンゼル」を、日本で初めて紹介した書。
 
本を読まれた方は、関連ブログもご覧ください。
呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌 呪われたナターシャ―現代ロシアにおける呪術の民族誌
著者:藤原潤子(平成08)
人文書院 平成22年6月刊行
 
1991年のソ連崩壊以降、ロシアでは呪術やオカルトへの興味が高まった。本書は、三代にわたる「呪い」に苦しむナターシャというひとりの女性の語りを出発点とした現代ロシアの民族誌である。 呪術など信じていなかった人びと―研究者をふくむ―が呪術を信じるようになるプロセス、およびそれに関わる社会的背景を描く。
目次はここをクリックするとご御覧になれます
京たけのこが教えてくれた?放置竹林の喜怒哀楽 京たけのこが教えてくれた−放置竹林の喜怒哀楽
著者:杉谷保憲(昭和32)
京都新聞出版センター 平成22年4月28日発売
 
日本を代表するテレビマンだった杉谷保憲さん(大5期)が10年ほど前から取り組んでおられるのは、 放置竹林を整備して見事なたけのこの育つ竹林に作り替えることです。
環境問題の解消にもつながるこの取り組みを通して、多くを考え、多くを学ばれた杉谷さんが、 書き下ろされた「たけのこの本」が本書です。
 
当ホームページ「会員の作品展示室」にある「竹林から」と併せてお読み下さい。
映画監督 舛田利雄 映画監督 舛田利雄(1949年卒)
〜アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて〜
舛田利雄 著/佐藤利明・高護 編
平成19年11月刊行 シンコーミュージック刊
A5判 526ページ
 
 舛田利雄監督は、1949年に大阪外大ロシア語科を卒業後、1958年『心と肉体の旅』で監督デビュー、『錆びたナイフ』や『女を忘れろ』、1960年代後半の日活ニューアクションの代表作『紅の流れ星』、 1970〜80年代以降の『二百三高地』『大日本帝国』『宇宙戦艦ヤマト』劇場版シリーズ等、数々の娯楽映画の傑作を生み出しました。『上を向いて歩こう』も舛田監督です。
舛田利雄作品の魅力と歴史を監督本人の語りおろし最新インタビュー−−佐藤利明さんによる舛田利雄ロング・インタビューが完全収録されています。
本を開くと、代表作のスティール写真、引き続きずらっと並ぶ日活時代の監督作品のポスターに誘われて、読み始めたところ、佐藤利明氏のインタビューに答える形で進む、 映画のお話を一気に読んでしまいました。舛田作品のお話は、舛田監督の自作を語るですね。外大在学中にはすでに日活時代の舛田作品の大方を観ていましたが、もう一度すべての映画を観て再度舛田ワールドに浸りたくなりました。
500点を超える写真に、作品紹介とフィルモグラフィが付いています。
(昭和54年:桝井貴夫)
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文学のプログラム 文学のプログラム(講談社文芸文庫)
山城むつみ:著
講談社 平成21年11月10日
 
「書くこと」でいかに「戦争」と拮抗しうるのか―。小林秀雄、坂口安吾、保田與重郎の戦時下における著述を丹念に辿ることで、 時局に追従する言説と彼らとの距離を明らかにし、保田の『万葉集の精神』を起点に、日本文を成立せしめた「訓読」というプログラムの分析へと遡行する。 気鋭の批評家による「日本イデオロギー」の根底を撃つ画期的試み。群像新人文学賞受賞作を収めた第一評論集。(「BOOK」データベースより)
高杉一郎・小川五郎追想(市販版) 高杉一郎・小川五郎追想(市販版)
「高杉一郎小川五郎 追想」編集委員会
かもがわ出版 平成21年7月
 
田中泰子先生が中心になって編纂されたそうです。
ロシア 祈りの大地 (阪大リーブル 10) ロシア 祈りの大地 (阪大リーブル 10)
津久井定雄・有宗昌子編 須佐多恵、宮崎衣澄ほか共著
大阪大学出版会 平成21年1月9日
 
「宗教の復興」を点描するロシアの心のスケッチ集
無名の人びとの祈り初めてふれる、近くて遠い隣人の想い。
目次は大阪大学出版会をご覧ください。
『俳優の仕事』第一部・第二部・第三部
スタニスラフスキー著 堀江新二、岩田貴、安達紀子共訳
未來社
 
近代演劇における演技の基礎「スタニスラフスキー・システム」。その全貌を明らかにした古典的名著が初めてロシア語から翻訳されました。特に第三部『俳優の仕事―役に対する仕事』は本邦初訳で、注目を集めています。 なお、この本は2009年日本翻訳家協会主催・第45回日本翻訳出版文化賞を受賞しました! (これはユネスコの日本支部の中にある日本翻訳家協会が選考する賞で、出版社に与えられる賞です。)
『脱・日本語なまり―英語(+α)実践音声学』
著者: 神山孝夫
大阪大学出版会
 
日本人が英語を発音する際の問題点を分析し、正しい発音を習得するための練習法を紹介しています。 神山先生が豊かな言語教育の経験から編みだされた実践書。
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『授業づくりハンドブック ロシア語』
「ロシア語教育研究会」編
大阪大学出版会
 
ロシア語の授業を効果的に行うための日本初の手引き書。林田理恵先生他、外大ロシア語関係者9人が執筆。元気のあるロシア語授業が各地で展開されるようにと、「生きた言葉」に重点をおき色々なアイデアを提供しています。
『イメージのポルカ―スラヴの視覚芸術』
著者: 近藤昌夫,渡辺聡子,角伸明ほか共著
成文社 2008年3月
 
東ヨーロッパのスラヴ民族が、東西文化の境域で表現したことを、聖と俗の様々な視覚芸術・文化を介して多面的かつ包括的に明らかにする。スラヴ世界の共通性と民族の個性を追うリレー講義。
『ロシア語の歴史―歴史統語論』
著者: 石田修一
ブイツーソリューション 2007年
 
石田先生ご自身が強く求められていたというロシア語歴史統語法の日本語版学習書、教程書を先生自ら著された書です。 目次を見ると次のような構成になっています。
1 二肢文(文の主成分(主語と述語))
2 一肢文(定人称文,不定人称文,一肢文の発達史を考える など)
3 特徴的な統語法とその変遷(二項述語文、第二斜格構文 など)
4 定語(物主形容詞、関係形容詞、形容詞の成立 など)
5 補語(「対格、補語、他動性の発展」、「印欧語的背景―印欧語の対格、補語、他動性の研究史から」 など)

1996年に吾妻書房から出版された「ロシア語の歴史」の続編を想定したものだそうですが、 残念なことに吾妻書房の倒産により前書は入手が困難です。
私の学生時代にこの本があればもっと勉強していた?? 複文については今後の宿題のようです。まずは本書をちゃんと読んでおこう。(昭和54年:桝井貴夫)
『地球樹の上で』
著者: 武藤洋二
郁朋社 2007年1月
伝統的情緒、詠嘆、感傷を排し 二十世紀への詩的証言を交えつつ 現代における命と命の場の 運命を追った詩集

恩師、武藤洋二先生の詩集が出版されました。
自宅の門柱に居た蛙の話から、アフガニスタンで出遭った少年の話まで、登場人物が古今東西から集結しています。詩は長短ありますが、一貫しているのは詩人、武藤洋二の視点。 「私は」という主語を用いないのが先生の鉄則で、詩に主語は出てきませんが、浮かび上がる風景はすべて先生の見てきた「命の場の運命」です。
先生のもう一つの鉄則は「伝統的情緒、詠嘆、感傷」を排した書き方。これらの鉄則を貫いた上で、二十世紀を証言した言葉群。会うたびに「詩集の出版はまだですか」と 訊ねても、返ってくる先生の返事はいつも、「もう少し寝かせておくの」。寝かせた期間は数十年。その間にも新たな証言を集め、言葉を磨き、最後に残った結晶だけが ここに散りばめられています。よく読めば、大阪外大ロシア語科が誇る大学者の運命も描かれています。表紙の素敵な装画は、先生の長女、咲木さんによるものです。
全国の主要書店に1月26日前後から並び始めていますが、版元からの取り寄せも可能です。一読、ではなく、多読をお薦めします。 (平成9・萱原健一)
『暁の網にて天を掬ひし者よ〜小熊秀雄の詩の世界』
著者:法橋和彦
未知谷 2007年2月
ロシア文学に啓発されつつ小気味良いエスプリを利かせた最良の口語自由律詩人、小熊秀雄の人生と作品。構想以来40有余年、「転向」というキーワードに巡り合う度に書き継いだ労作。
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白系ロシア人と日本文化』
著者: 沢田和彦(昭和50)
成文社 2007年 
ロシア革命後に故国を離れた人びとの多くは自国の風俗、習慣を保持しつつ、長い年月をかけて世界各地に定着、同化、 それぞれの国や地域の政治・経済・文化の領域において多様な貢献をなしてきた。日本にやってきたかれらが残した足跡を精緻に検証する。
近世日本語の進化』
著者: N.A.スィロミャートニコフ
訳者: 植村進
松香堂書店 2007年
芭蕉、西鶴、近松など、1660年から1815年にわたる時期の文学作品・文献資料にもとづく言語研究で、外国人としては初めてともいえる本格的な日本語史の研究書
Пестрые рассказы 雑話集 − ロシア短編集』
「雑話集の会」刊 (私家版) 2005年12月
アヴローラの会員数名を含む翻訳グループが自費出版したロシア短編集。ドラグンスキイ、V.ルィバコフ、T.トルスタヤ、ゾーシチェンコ、パウストフスキイ、ワグネル、ソログープの短編。チェーホフの Пестрые
рассказы に倣ってのネーミングである。
この本についてのお問い合わせは、片山ふえまでお願いします。
初めての狩』
作:V.ビアンキ作
絵:P.ミトゥーリッチ&V.フレーブニコワ
訳:片山ふえ(昭和50)
未知谷 2004年12月
ビアンキのおはなしに、ロシアグラフィック派の創始者ピョートル・ミトゥーリッチが絵をつけた名作絵本の復刻版。ロシア語に日本語の訳がついているので、ロシア語学習者にも役に立つかも…
『チェーホフの世界 ー 自由と共苦』
著者::渡辺聡子 (昭和54)
人文書院  2004年8月
しなやかな眼で現実を見つめ、苦しむ人々の声を聴いたチェーホフ。愛と自由、サハリン行、シモーヌ・ヴェーユとのつながり、農民の世界……心洗われるチェーホフ像。(本の帯より引用)
チェーホフ没後100年記念。
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『私のモスクワ 心の記憶』
ニーナ・アナーリナ著
正村和子訳
群像社
2005年2月
アナーリナは能などの日本演劇研究者。1945年生まれの彼女のモスクワの思い出には、ロシアの色や香が匂い立つ。爽やかな読後感の残るエッセイ。
『アフマートヴァ詩集 − 白い群れ 主の年』
訳者: 木下晴世 (昭和46)
群像社ライブラリー 2003年1月
アヴローラ15号でアフマートヴァを書いてくださる木下晴世さんが訳された一冊。訳者のアフマートヴァによせる思いが、詩の翻訳という難しい挑戦を成功に導いている。
ミュージアム案内―ロシア文学・美術・歴史への旅』 『モスクワ・ミュージアム案内―ロシア文学・美術・歴史への旅』
著者: 長野俊一(昭和49)
東洋書店 ユーラシア・ブックレットNo41
世界に冠たるミュージアム都市モスクワの大博物館・知られざる小ミュージアム多数収録、ロシアの文学・美術・歴史の多様性が見えてくる。
アクセス・通りの様子・建物の由来など情報満載でモスクワに行く人も行かない人も楽しめる。
ピョートル大帝のエチオピア人 ピョートル大帝のエチオピア人
訳者 安井祥祐(1958年卒)(著者 A.プーシキン)
平成13年5月刊行 明窓出版刊
 
皇帝は多くの仕事を抱えながらも、寵臣イヴラーヒンの動向に常に気を配り、彼の成長ぶりやその行動についてお世辞まじりの説明を受けていた。
ピヨートルはそれに満足して喜び、ロシアに帰ってくるようにすすめた。
(前略)あらゆる歴史的伝承を検証しても、その時代のフランスは、軽薄で、愚劣で、贅沢さでは他の時代とは較べようもなかった。 ルイ十四世の治世は敬虔で、重厚で、宮廷の行儀作法が行き届いていたのに、そんな形跡は何一つ残っていなかった。(後略)
明窓出版のホームページより
お話は国境を越えて ―ロシア絵本の世界』 おはなしは国境を越えて ―ロシア絵本の世界』
著者: 岩本憲子(昭和54)
東洋書店 ユーラシア・ブックレットNo55
現在、新訳も少なく目立たない存在のロシア絵本・児童文学であるが、そこには土臭い、人間味のある魅力があふれている。その伝統と楽しみ方を現役の司書が語る。
『てぶくろ』『おおきなかぶ』『しずかなおはなし』等ひろく親しまれているものをはじめ、50冊以上を紹介。
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ロシア刺繍のファンタジー』
著者 村松 香
東洋書店 ユーラシアブックレットNo96
太古の昔から、広大なロシアのあらゆる地方で発展してきたロシア刺繍。その歴史を辿るとともに、独特の色彩、独自の宗教観を織り込んだ複雑多様な刺繍の魅力を解き明かす。
ロシア文学の眺めープーシキン生誕200年祭によせて』
著者: 法橋和彦 (昭和31)
新読書社 1999年6月発行
古今の文学に極めて深い造詣を持つ我らが法橋先生が、その知識を駆使して読み解くプーシキンの世界。その奥の深さは、「これぞロシア文学!」の感あり。
「ロシア初の女性アカデミー総裁 ダーシコワ公爵夫人」
中神美砂(昭和52卒)・著
ユーラシア・ブックレットNo.98(東洋書店)、2006年10月発行
64ページ

18世紀、帝政ロシア。ピョートル1世の死後、次々と4人の女性が帝位についた「女帝の時代」にあって、エカテリーナ2世の側近として、ヨーロッパの著名な啓蒙思想家や学者たちと対等に交流した女性――それがダーシコワ公爵夫人である。
ソビエト連邦崩壊後、ダーシコワへの関心が改めて高まっている。大貴族の出自であったことから、ソ連邦時代はその著作も出版されることはなかったが、ペレストロイカ以後、国際的なフェミニズム運動の高まりの中でその著作「回想録」が再び注目されている。
本書では、強い個性を持ち、信じるもののために闘い続けるロシア女性の原点ともいえるダーシコワの生涯を、4つの側面から紹介していく。
   第1章  孤独――少女時代
   第2章  栄光と挫折――1762年の宮廷クーデター
   第3章  再起――2回の西欧滞在
   第4章  充実した日々の光と影――2つのアカデミーの長として
ロシア同時代史 権力のドラマ ゴルバチョフからプーチンへ』
著者: 木村明生
朝日新聞社 2002年
『青銅の騎士』
作:A.プーシキン
訳:郡 伸哉(昭和55)
群像社 2002年11月発行
小さな悲劇(「モーツァルトとサリエリ」「ペスト蔓延下の宴」「けちな騎士」「石の客」)』
長編詩「青銅の騎士」と小悲劇4編の久々の新訳。新書版のコンパクトな本で、訳も自然に流れて読みやすいです。
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『プーシキン饗宴の宇宙』
著者:郡 伸哉(昭和55)
彩流社 1999年11月発行
多様性と凝縮を特徴とするプーシキンの世界に「饗宴」をキーワードにして挑む本格的な作品批評。 ロシアの枠をこえて甦るプーシキンの普遍的魅力とは何かを問う労作。(本の帯より引用)
rakujitsu 『落日礼讃 ロシアの言葉によせる十章』
ヴェチェスラフ カザケーヴィチ
版元:群像社
ISBN:4905821967

”「庭」「夕陽」「弟」…さりげない言葉の奥にひろがるロシアの大地とそこに暮らす人びとを、 時にユーモラスに、時に物悲しく、汲めども尽きぬ物語に織り上げる日本に住むロシアの詩人による書き下ろし連作エッセイ”

カザケーヴィチ先生のエッセイ集が出版されました。先生はロシア作家同盟会員で、1985年のゴーリキー賞受賞者でもあるそうです。私も1年間会話の授業をお世話になりました。表紙も素敵ですよね。
cocoon (上)『Cocoonコクーン−いのちの物語』
あだち幸著
版元:吉備人出版
ISBN:4860690524

siroi (下)『白い憧憬』
あだち幸著
版元:学習研究社
ISBN:405401173X

以前に掲示板で予告しましたように、大R13の足立さんから、奥様であり外語の卒業生でもあるあだち幸(大E15 )さんと共に画集を出版しましたとのご案内を頂きました。 友禅画という独特の技法で描かれたイメージは、柔らかく、神秘的です。入手方法は、最寄りの書店にご注文頂く他、インターネットでの注文も可能だそうです。 詳しくはあだちさんのホームページ(http://www.d1.dion.ne.jp/~hotoke03/index.html)をご参照下さい。 他にも多数の画像をあだちさんのホームページで見ることが出来ますよ。
jinsei 『人生は自由席で!』 外語の女たち22人の卒業後
「木の花会」編著
アーバンプロ出版センター
ISBN4-89981-131-4

「木の花会」とは70年に発足した大阪外語女子卒業生の会だそうです。
本書には、卒業後それぞれ活躍中の女性達からの様々な本音のレポートがあり、在学中の学生さんにも是非読んで頂きたい先輩達の軌跡です。
我がロシア語からは、編集長片山ふえさん、高木美菜子さん、山之内重美さん、宮下知子さんの4名が執筆なさっています。 発行・発売元のアーバンプロ出版センターは宮下さんの会社で、御存知の通りアヴローラの印刷を引き受けて下っている所です。

*詳しい執筆者のリストや購入方法については、以下を御参照下さい。
http://www.urban-pro.com/news/jiyuseki/index.htm
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